人間の体や命が簡単に売買できるこんな世界じゃなくてもっと綺麗な世界で出会いたかったなぁ でもそれは本当は私じゃないんじゃない?いつだってお前自身に与える愛なんて余っていない

 

人の命は地面の中に埋まっていて世界を歩く資格が与えられない でも飛べるのなんて一瞬じゃん!どうすればいいの!

 

人生は一度きりだから臓器は蘇らない 安い値段で捌かれる 自意識だけが高い人間にはなりたくないから痛みも安売りも耐えて生きる 価値を上げる術がわからないから痛みは当然の人生でそもそも二度もあってたまるか

 

 

幻覚だと疑われそうだけど現実で知らないおじさんに傘の先端向けられて目玉でも抉られるかと思ったけど道が細いから彼なりに気を遣った結果だったのかもしれない

細い道で怯えるくらいなら何も見ない方がいいよという彼なりの優しさを拒んでしまったことに罪悪感を覚えた 人の良心は素直に受け取るべきだよ

 

 

寒くて濡れてて心臓はバクバクいう 話しかけてくる知らない人間は返答すると去って行く 自尊心が崩れる音にしがみつく 私の価値は価値がないことで成立するんだよ

 

 

表面上上手くやれる人間で良かった 死ぬまで馬車馬になれるから 自覚を持てば私はいくらでも私を殺せるよ そうすれば少なくとも私の周りの平和は保て るといいな 内面を殺してはやく